日本住宅
古くは… 「板天井」が住宅の天井に用いられていました。板は「単板」が用いられました。板は「化粧サオブチ」と呼ばれる細い角材で、下から支えるようにして貼られることが多く、板材と板材は「イナゴ」と呼ばれるものですきまがあかないように押えられていました。
合板の天井… 「単板」が入手しにくくなると合板(ベニヤ)の天井板が登場します。
現在は… 耐火性のある石こうボードが多く用いられています。
天井材への取り付けは… 石こうボード自体はねじも釘も、ききません。ノブチを探すのが一番です。
日本住宅(敷目天井)
合板の天井は… 当初は板と板の間は化粧のためにすき間があけられる貼り方がありましたが、工場で予め板ノブチが取り付けられた建材も登場。すき間には帯状の木目の板を入れながら貼っていきます。
天井材への取り付けは… 板材部分は薄いため、取り付けはできません。両端のサン木部分はねじがききますが、じょうぶな材ではありません。重い照明器具などは後からの取り付けはできません。
2×4住宅
石こうボード… 石こうボードが多く用いられています。
天井材への取り付けは… 石こうボード部分へはねじや釘がききません。「開脚タイプ」のアンカーを用いれば、軽量物なら取り付けることができます。しかし、シャンデリアやカーテンレール、観葉植物などを石こうボード部分で支えることはできません。下地を探すピンなどを使って「天井根太」を探せれば、フックやタッピンねじなどで取り付けることができます。2枚貼りボード(下図)の場合は、長いねじが必要です。
軽鉄天井
鋼板で作られた下地… 木材の代わりに、軽量の薄い鋼板で作られたバー材が用いられています。耐火性に優れ、オフィス建築や、マンションなどで用いられています。点検口などから見る以外、外観ではわかりません。
天井材への取り付けは… 鋼板のバー材の位置がわかった場合も、普通のフックねじはねじ込めません。鉄用ドリルでねじ径より小さな下穴をあけてから、タッピンねじで取り付けるか、下穴不要の「軽天ビス」を用います。「軽天ビス」は先端が鋭くとがったねじです。電動のスクリュードライバーで、一気にねじ込まなければ入りません。